浜通りの花崗岩2 アルキメデス法
液体に個体を沈めて比重を測定するアルキメデス法、風呂に入って湯面が上がり思いついたとか。
岩石など、個体の比重を測定する方法として知られています
用意するものは、台秤とメスシリンダと水。
さながらにして、備品のメスシリンダに測定物が入らないとどうにもならないので、
まずは、岩石ハンマで浜通りの花崗岩を割岩します。
正確に水を入れたいので、100gきっちり、のはずが、台秤の表示は100gなのに、
メスシリンダの目盛りは100mLを2mLほど超えています、さてどちらを信じるか??
しかし、アルキメデス法では、メスシリンダの読みを優先するというか、このまま進みます。
次に、測定対象物の質量を測定、ここでは48gでした。
これを水の入ったメスシリンダに沈めます。
メスシリンダの目盛りは、120mLをわずかに超えたところなので、
測定対象物の花崗岩片の体積は20mLということですね。
質量48g、体積20mLということは、比重=48/20=2.4ということになります。
一般に花崗岩の比重は2.5~2.7といわれています。
いささか軽いのは、風化の影響を受けたからか、などと考察するわけです。
完