油圧シリンダを組み立て、さて配管して試運転という場面で、シリンダヘッドの送油孔に切粉を発見しました。

この手の異物が、油圧回路に入ってしまうと一大事。
シリンダのパッキンを破損させたり、オイルポンプやら、バルブやら、あちこちにダメージを与えてしまうので、
念入りに部品を洗浄するのですが、見落としていたようです。
細かな切粉なので、タップ加工で発生したものでしょうか。

切粉は工作機械や材料の違いで、いろいろな形状になります。

（左）旋盤の切粉、(中)フライスの切粉、(右)ボール盤の切粉です。
ボール盤の切粉は、アルミ合金A6061材の丸棒に、10ｍｍのドリルで穴加工したときのもの。
材料の延性の良さが見て取れます。

とにかく、試運転前に気が付きなによりでした。
再発防止策を講じなければならないところですが、張り紙で注意喚起するくらいしか思いつきません。

おわり