要措置区域でのオンサイト浄化工事
都内の要措置区域に指定されていた土地で、過硫酸法によるオンサイト浄化工事をしました。
汚染の対象物質は、トリクロロエチレンです。
まず測量をして、浄化範囲の角部に釘を打ち、ラインを張って、カッタで土間を切断します。
土間の解体とガラの撤去、過硫酸ナトリウムと触媒の散布、そのあとに当社オリジナルのワイン残渣を散布します。
ワイン残渣には、高濃度の酒石酸が含まれていて、過硫酸ナトリウムによる酸化分解を促進させる効果があり、
この工法の研究を岩手大学と共同研究してきました。
岩手大学との共同研究のサイト→ https://www.celery.co.jp/torikumi/wine.html
散布した薬剤を混錬しながら、浄化の範囲から汚染土壌を掘削除去し、シートに包んで養生します。
養生期間の経過後に、サンプリングして浄化効果を確認します。
冒頭、要措置区域に指定されていた土地と記述しましたが、先ごろ無事に指定解除を受けました。
いい仕事をさせていただいた、発注者様、役所の関係者のみなさまに、御礼もうしあげます。