出張とCAD
コンピュータを使って設計するシステム、いわゆるCAD:computer-aided design
大学を卒業して、機械を作るという仕事を始めて、34年。
最初の数年は、ドラフタという製図台を使って、シャープペンシルと消しゴムで製図していましたが、
およそ30年前に、PCの猛烈な進化が始まり、コンピュータを使った設計業務ができるようになりました。
CADとの出会いです。
しかし、当時のCADは、とにかく高価で、ちゃんとした仕事をするには、当時オフコンと呼ばれていた、
でっかいコンピュータを使っていました。
……そんなわけで、30年が経過しました。
今日は、東北に出張です。
赤い「こまち」に乗ります。
いつものモバイル。
仕事重視で、メモリとかをグレードアップしていますが、"F"はそうしたカスタマイズしてくれるのがうれしい。
出先の空き時間や客先での打ち合わせなどで、CAD仕事をするので、「どこでもCAD」と呼んでいます。
USBの認証キーと、マウスはセットで持ち歩き。
まず、テザリングして通信環境をセット、メーカのサイトからオイルモータのCADデータをダウンロードしました。
何メガもあるCADデータ、左クリックしてから数十秒後には、このとおり、どこでもCAD~
目的地まで3時間ありますので、ドリルヘッドにオイルモータをマウントして、ベアリングを選択するくらいまで
作業は進むことでしょう。
しかし、なんという世の中だ……。
5年後or10年後、引退している ??
「10年前はさ~」などと、なつかしくこの記事を語っているかもしれません。