表層土壌調査について(フェーズ2)
鉛などの第二種特定有害物質、PCBなどの第三種特定有害物質の最初の調査が、表層土壌調査です。 地表面から深さ5cmまでの土壌試料と、深さ5cmから50cmまでの土壌試料を、等量混合して分析します。
アスファルトやコンクリートで被覆された調査地点では、コアカッタなどで、被覆部を掘削する、いわゆるコア抜きをします。コア抜きをして、アスファルトなどの下地となっている砕石を除去して、地表面を露出させます。
地表面から深さ5cmまでの土壌試料と、深さ5cmから50cmまでの土壌試料を、等量混合して分析します。
特定有物質を排水する埋設配管や、ピット、マスがあれば、それらの底面から50cmの土壌試料を採取して分析します。この場合は、上下2深度の土壌試料を混合せず、50cm間の土壌試料を採取します。
コアカッタで被覆部分を掘削する、いわゆるコア抜きです。工業用のダイヤモンド粒子が銅合金で把持されています。土壌汚染調査では、被覆部分の厚さ、砕石の厚さを管理して、地表面までの深さを記録します。
土壌試料採取で使用される「ハンドオーガ」です。ハンドルを回転させビットに土壌試料を取り込みます。株式会社セロリでは、これらの土壌試料採取ツールの販売もおこなっております。
土壌試料採取の様子です。ハンドオーガに取り込まれた土壌試料は、チャック付きのビニール袋に詰め、分析工程へと移行します。
調査後の調査孔の補修状況です。
被覆がない裸地では周辺土や発生土で埋め戻し、コンクリート土間ではモルタルで補修、アスファルト面は常温のアスファルト合材で補修します。