土壌汚染対策工事 掘削除去工法
汚染拡散防止措置 その2
汚染土の掘削除去工事現場おいて、細心の注意を払いながら汚染土を運搬車両に積込ますが、どんなに注意していても、ときに汚染土を散乱させてしまいます。あってはならないこと、といっても、人間がやることなので、ミスがある前提で汚染拡散防止を計画します。
このような場合、汚染土のタイヤへの付着による場外拡散の防止と、場内であっても、汚染の無い範囲に汚染土が拡散する二次汚染を防止しなければなりません。
コンクリートの土間がないとき、運搬車両の現場内の移動ルートや、積込場所には、ブルーシートを下敷きした上に「敷き鋼板」を敷設して、二次汚染の経路を遮断します。
一般的な土木工事では行われない煩雑な準備作業です。
清掃専門の作業員を配置し、場内の清浄に務め、車両が移動するときに、汚染土を踏みつけないようにします。
目視確認を兼ね、タイヤをデッキブラシで清掃し汚染土の付着がないことを確認します。
汚染土の付着がブラシ清掃で取れないときは、高圧洗浄機で洗浄します。