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株式会社セロリ

土壌汚染調査に関する機器/その他機器設計・製造・販売
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技術屋社長の独白
コセンダングサ ひっつきのメカニズム植物

コセンダングサ(小栴檀草、学名: Bidens pilosa var. pilosa)、いわゆる「ひっつき虫」、帰化植物でありことは、前のアップで紹介したとおり。
原産は北アメリカ、世界各地の温帯から熱帯に広く分布している。
被子植物門 双子葉植物綱 キク目キク科センダングサ属コセンダングサ

とにかく、一年草だが、枯れてもいても、棘のある痩果が、衣服にくっついてうっとおしい。

左の痩果がバラバラになって衣服にくっついてきて、もっともうっとうしい。
真ん中の実の成熟期の花?は、子供のころに投げて遊んだが、これもくっつく。
右の花の時期は、衣服にくっつかないので、さほど、うっとうしい記憶はない。

今回は、くっついてうっとうしいメカニズムを探る。
まず、花の時期のマクロ写真。
くっつかないだけあって、くっつくメカニズムは発見できない。

次に成熟期のマクロ写真。
うっとうしい、くっつきメカニズムが生成されつつある。

さらにズームすると、これか!
矢じりや、釣り針同様の「返しが」、数多く生成されている。

最後に痩実の先端のマクロ写真。
衣服にささる針の先端は鋭利で、痩実の本体部分の太さが1mm程度なので、太さは1/4の0.25mm程度だろうか、シャープペンシルの芯よりはかなり細いように思う、それが3本。
なにより、針に縦に10本ほど、180°対象に2列の「返し」群が配備されているので、1本の痩実は、実に60本もの返しで防抜機能があるということだ。
しかもこの返し、針本体と比較してもかなり細い、直径0.05mm以下ではないだろうか。

このような針が衣服に刺さったら、まず抜け落ちることはないだろう。
コセンダンクサのくっつきメカニズム観察レポートである。