施工後
汚染土壌を掘削除去し、場外への搬出後は、一般的には健全な土壌で埋戻しをします。
この埋戻し土壌は、特定有害物質が基準を超えた状態、つまり汚染土壌ではないことが前提となります。
埋戻し土壌の品質を管理方法や調査確認方法についての法令やガイドラインはありませんが、業界では、土壌環境センターの「埋め戻し土壌の品質管理指針」に準拠する通例があります。
「埋め戻し土壌の品質管理指針」
株式会社セロリでは、「埋め戻し土壌の品質管理指針」にならい、自然地盤を切土する採土場では、900m3ごとに、特定有害物質全項目を分析し、事前に埋戻し土壌の健全性を確認しています。
- 黒ボク土壌で埋め戻している様子。
- 関東ローム層のローム質土で埋め戻している様子。
これは、汚染土壌の掘削除去後、そのまま、集合住宅を建設する現場です。
所定の位置の土壌改良のため、セメントメーカーの流動化処理土を注入して、地盤の強度を確保する施工方法です。
東流動化処理土を注入し、所定期間養生すると、地盤強度が確保されます。
ある要措置区域での埋め戻し状況です。
絞込調査の成功により、掘削除去の範囲が削減されました。砕石場では、定期的に砕石の健全性を確認しているため、埋め戻し材量として購入しました。もちろん、地盤強度が高くなりますし、土壌分析費用が省略できるので、ときには砕石で埋め戻します。
健全土で埋め戻したあとは、油圧ショベルで整地します。
土壌汚染の問題があると、土地利用が遅れがちなのですが、ここまで来ると、専門の会社が、杭打ちや造成し、土地利用が進みます。
このような状況で、株式会社セロリの仕事が終わります。
再度、重機を搬入するとコストアップになってしまうときなどは、アスファルト舗装などをさせていただきます。